2016年04月08日
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「かわたれ」という言葉がありますな。
焼酎の蒸留でいちばん最初に出てくるという…、そりゃ「はなたれ」だって。
「かわたれ」は明け方のまだ薄暗い時間帯のことを言うのであります。
対して、「たそがれ」は、夕方の薄暗い時分。
本来は「たそかれ」というのが正しい。
「かわたれ」は「彼(か)は誰(たれ)」であり「彼は誰?」という意味で、「たそかれ」は「誰(た)そ彼(かれ)」であり、「誰?彼は」という意味。
ともに、語順が違うだけで、薄暗がりの中にいる人が判別しにくいという、同じことを言ってる言葉なんであります。
そうした朦朧としたトワイライトの中で見る桜は、まことに美しい。
ただ、たそがれ時は、現代では、街にあまりに早くから明かりがついちゃって、薄暗さをあまり感じられないんですな。
だから、チャンスはかたわれ時、あけぼのの桜なんであります。
ただし、まさしく「彼は誰」という薄暗い時間帯はほんのちょっとで、すぐに明るくなっちゃう。
花の命も、かたわれ時も、ともに短い。
だからこそ美しいんですよ。
年中咲いてて、年中薄暗かったら、何の感激もないですもんね。
焼酎の蒸留でいちばん最初に出てくるという…、そりゃ「はなたれ」だって。
「かわたれ」は明け方のまだ薄暗い時間帯のことを言うのであります。
対して、「たそがれ」は、夕方の薄暗い時分。
本来は「たそかれ」というのが正しい。
「かわたれ」は「彼(か)は誰(たれ)」であり「彼は誰?」という意味で、「たそかれ」は「誰(た)そ彼(かれ)」であり、「誰?彼は」という意味。
ともに、語順が違うだけで、薄暗がりの中にいる人が判別しにくいという、同じことを言ってる言葉なんであります。
そうした朦朧としたトワイライトの中で見る桜は、まことに美しい。
ただ、たそがれ時は、現代では、街にあまりに早くから明かりがついちゃって、薄暗さをあまり感じられないんですな。
だから、チャンスはかたわれ時、あけぼのの桜なんであります。
ただし、まさしく「彼は誰」という薄暗い時間帯はほんのちょっとで、すぐに明るくなっちゃう。
花の命も、かたわれ時も、ともに短い。
だからこそ美しいんですよ。
年中咲いてて、年中薄暗かったら、何の感激もないですもんね。
Posted by 呑ん兵衛 at 04:53│Comments(0)
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